テニスの勝ち組 テニスの基礎知識から、賭けで役に立つベット知識を発信しています。

ウィンブルドンのおすすめポイント

テニス

ウィンブルドンは、毎年イギリス・ロンドン郊外のウィンブルドン地区にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」で開催される世界的に有名なテニス大会です。

正式名称は「ウィンブルドン選手権(The Championships, Wimbledon)」で、テニスの4大大会であるグランドスラムの一つに数えられています。

1877年に始まったこの大会は、140年以上の歴史を誇り、伝統と格式の象徴としてテニスファンだけでなく、世界中のスポーツ愛好家から愛されています。

ウィンブルドン最大の特徴は、使用されるコートが芝生(グラスコート)であることです。この天然芝のコートは試合中にボールのバウンドが不規則になることがあり、選手たちは素早い反応や繊細なボールコントロールを求められます。

このため、ウィンブルドンは「技術と戦略、反射神経の総合力が試される大会」として知られています。また、観客席にはイギリス王室のメンバーが来場することも多く、会場全体が気品に包まれた雰囲気を漂わせています。

テニス

ウィンブルドンには他の大会では見られない独自のルールや特徴があります。その代表的なものが「全白のウェア規定」です。

選手たちはウェアだけでなく、ヘッドバンドやリストバンド、ソックスまですべて白を基調としたデザインにしなければならず、この規定は非常に厳格です。

これはテニスというスポーツの格式を重んじるウィンブルドンならではの伝統であり、観客にとってもその美しさと統一感は特別なものとなっています。

もう一つの特徴は「サスペンデッド・プレイ」です。ウィンブルドンは屋外の大会であるため、天候によって試合が一時中断されることがあります。

しかし、2019年からはメインコートのセンターコートとNo.1コートに開閉式の屋根が導入され、悪天候時でもスムーズに試合が再開できるようになりました。

これにより、大会全体の進行がよりスムーズになった一方、伝統的な自然環境の中で行われる「屋外芝生コート」の醍醐味も依然として楽しめます。

ウィンブルドンは「テニスの聖地」と呼ばれるほど、世界中で認知されている大会です。試合の質の高さに加え、格式ある伝統が世界中のファンを魅了しています。

例えば、センターコートのチケットは「世界一入手困難なスポーツチケット」とも言われており、多くの観客が長蛇の列を作って抽選に挑む姿は毎年ニュースでも話題になります。

さらに、この大会は数々の名勝負の舞台ともなってきました。特に、2008年に行われたロジャー・フェデラー選手とラファエル・ナダル選手の決勝戦は「テニス史上最高の試合」とも評されており、現在も多くのファンに語り継がれています。

また、ウィンブルドンはテニス界のレジェンドたちが輝かしい功績を残してきた場であり、その歴史に名を刻んだ選手たちは、ウィンブルドンを通じて一層高い評価を受けています。